KNIME Analytics Platform 3.5.3 について
個人的にお気に入りのソフトウェア「KNIME」の最新バージョン 3.5.3 がリリースされましたが、その中にうれしいバグ修正があったので紹介したいと思います。
そのバグ修正とは Changelog の「AP-8686: Problems with certain Japanese Characters in Java Snippet nodes」です。
何が修正されたのか?
Java Snippet ノードで、列名に日本語が含まれているテーブルを処理できるようになりました。実際にワークフローを作成して確認してみます。
(作成したワークフロー)・・・身長と体重からBMIを計算
(身長・体重データ)・・・Table Creator ノードで作成
(Java Snippet ノードの設定)・・・Input に日本語の列名が含まれている
ワークフローを実行すると正常に処理されました。
(Java Snippet ノードの出力)
ワークフローの互換性?
KNIME 3.5.3 で作成した上記のワークフローを KNIME 3.5.2 で実行しようとするとどうなるのか興味があったので調べてみました。ワークフローを開こうとすると警告が出るようです。
Load Anyway をクリックすればワークフローは開けますが、実行するとエラーになりました。
まとめ
Java Snippet ノードで、列名に日本語が含まれているテーブルを処理できるようになりました。長年の不便が解消されてうれしい限りです。