たまにはちょっとソフトウェア

時空がゆがんでいる

KNIME Analytics Platform 3.2 について

個人的にお気に入りのソフトウェア「KNIME」の最新バージョン 3.2 がリリースされたようなので、新機能をチェックしてみることにしました。

tech.knime.org

 

UI and Workbench

KNIME File Extension

KNIME専用の拡張子が登場しました。ワークフローは*.knwf、ワークフローグループは*.knarとなります。これらの拡張子をもつファイルをダブルクリックすると、KNIME Analytics Platform が起動します。また、KNIME Explorerにドラッグ&ドロップするとワークフローがインポートできます。

Missing Node installation

開いたワークフローに自分が保有していないノードが含まれていた場合、すぐにダウンロードサイトからノードを取得できるようになりました。

 

Workflow Coach

ノードのレコメンド機能の登場です。作成中のワークフローの状態から、次に配置する(であろう)ノードの候補を表示してくれます。

Wrapped Metanodes

コンテキストメニューから1ステップでメタノード作成とカプセル化ができるようになりました。これまでは2ステップが必要でした。

Streaming

Simple Streaming 機能が String ManiplulationノードやRule Engineノードなどでも利用できるようになりました。*1

 

Analytics and ETL

Feature Selection

新しいFeature Selectionノードが登場しました。 Forward selection と Backward eliminationどちらも使用できます。

Ensembles of Trees and Gradient Boosted Trees

Gradient Boosted Trees

Gradient Boosted Trees が使えるようになりました。

Enhancements for Random Forests and related nodes

Random Forest 系のノード(Tree Ensemble, Gradient Boosted Trees, Simple Regression Tree, Random Forest)が機能強化されました。

Deep Learning

Deep Learningできるようになりました。Deeplearning4J ライブラリを使用しています。加えて Neural Word Embeddings にも対応しています。

PMML Transformation Applier

PMMLドキュメントに記述されている全ての前処理操作を適用する新ノードです。正規化、置換、離散化など様々な処理が可能です。

 

Integration and Utility Nodes

REST Service Client Nodes

KNIME Labs にRESTクライアントノードが登場しました。*2 JSONXML関連のノードと組み合わせて使うと便利です。

Tableau Integration​

商用BIツール「Tableau」用ノードが登場しました。

Semantic Web

KNIME Labs にセマンティック・ウェブノードが登場しました。Endpointへの接続、トリプルの操作、SPARQLクエリの実行など基本的な操作が可能です。

JavaScript Views

KNIMEのデータテーブルからインタラクティブなテーブル(JavaScript)を生成できます。作成したテーブルではソートやフィルタリングが可能です。

Parameterized Database Query

入力したテーブルのカラム値を用いてSQLクエリをパラメータ化できます。また、このノードのSQLエディタではシンタックスハイライトが有効になっています。

H2 Database Connector

H2 データベース用のノードが登場しました。データベースへの接続、クエリ実行、管理、作成など操作が行えます。

 

個人の感想

RESTクライアントやセマンティック・ウェブなど、これまでコミュニティノードに依存していた機能がKNIME Labsとして登場した意味は大きく、今後末永くサポートしていってほしいものです。

 

*1:現在ベータ版でLinux/MacOSでのみ利用できるようです。

*2:既にRESTクライアントとしてKRESTコミュニティノードが提供されています。